第一回学習学シンポジウムin京都
「日本人の志と学習」
激動の世に生き、先見性をもった思想と実行力を備えた明治維新の指導者は、自らどのように学び成長してきたのか、また、師として未来を担う若者の志をいかにして育ててきたのか。すぐれた指導者の資質や使命感、更には、日本という個性を活かした教育について、「学習」という切り口から考える。
■日 時/2002年9月23日(月・祝)午後1時〜5時
■場 所/京都商工会議所3階大講堂
■講 師/『第一部/パネルディスカッション』 午後1時〜2時50分
●コーディネータ/本間正人氏 学習学協会代表理事
東京大学文学部社会学科卒業。ミネソタ州政府貿易局日本室長、松下政経塾を経て、現在は教育学を超える「学習学」の構築を目指し「コーチング」「学習学」「国際理解」の講演・研修活動を行っている。また、NHK教育テレビ「英語ビジネスワールド」講師も務める。国際コーチ連盟プロフェッショナルコーチ、日本コーチ協会理事
●パネリスト/木村幸比古氏 霊山歴史館学芸課長
国学院大学文学部卒業。霊山歴史館学芸課長、岩倉具視対岳文庫長を務めながら、「文芸春秋」「現代」「歴史街道」「歴史読本」などに維新史に関する評論を掲載。平成3年、維新史の研究と博物館活動で文部大臣表彰を、平成13年には、生涯学習推進で京都市教育功労者表彰を受ける。「坂本龍馬、京をゆく」他多数出版。現在、吉田松陰(学芸M文庫)を執筆中。
●パネリスト/藤本和男氏 萩市立明倫小学校前校長
昭和39年に中学校教員になり、萩市教育委員会を経て、山口県小学校校長会副会長、明倫小学校校長に就任。2002年3月に同小学校を退職。
「学問の目的は、立派な人になることであり、これが明倫の基本である」として、松陰の志を学習の柱に、小学校の総合学習に取り組んできた。
第二部/『学習学ワークショップ』 午後3時〜5時
教育と学習の根本的な違いを解き明かし、新しい「学習学の考え方」を説明するとともに、人を育てる極意を紹介する。
講 師/本間正人氏
定 員/60名(先着順・当日参加可能)
◆参加費/第一部1,000円・第二部2,000円
◆主 催/特定非営利活動法人 学習学協会
◆後 援/京都商工会議所、京都市教育委員会(共に予定)
◆協 力/霊山歴史館、財団法人松風会、社会教育研究所
◆ お問い合わせ先/学習学協会 learnology@wafoo.ne.jp
社会教育研究所 075−257−1525
■学習学とは
人間が、人生の中で学ぶことは、学校で教わることよりもはるかに広く、深い内容を含んでいます。ところが、これまで、教育の重要性については多くの本が書かれ、専門家が研究し、「教育学」という学問分野として定着していますが「学習」については、体系的な研究が行われてきませんでした。「教育」と「学習」は、重なり合っている部分もありますが、突き詰めて考えてみると、正反対の方向性を持った行為であり、考え方なのです。学習は、様々な要素を含み、不文また、個人差が大きいため、一般化して論じるのは難しいように思えるかもしれません。しかし、数学でも、料理でも、会社の経営でも、人間関係でも、学習する時に共通する上達の仕方、役に立つ考え方が存在すると考え、それを私は日本語で「学習学」、英語で「Learnology」と名づけました。すなわち、「学習学」とは、人間にとって最も基本的な行為である「広い意味での学習」について、学習者の立場に立って、体系的に研究する科学なのです。
学習は、本来、自発的なものであり、強制することはできません。教育がなくとも学習は成り立ちますが、「学習なき教育」は、誰にとっても不幸なのではないでしょうか?
あらゆる社会の変化は、一人ひとりの意識が変わるところから始まりますが、「学習者の自覚」「指導者の協力」によって、学校だけでなく、家庭や社会、企業や団体、あるいは、コミュニティの中で、確実に学習の質と量が向上するのでしょう。私たちの活動は、端緒はささやかなものですが、究極的には「学習する地域」「学習する国家」「学習する地球社会」の建設を目指すものです。
このような考えのもと、2001年に学習学協会を設立し、国内外の研究者との国際交流・協力活動、セミナー、ワークショップの開催を通じて、学習学の研究及び学習資源の開発や普及活動を行っています。
特定非営利活動法人学習学協会 代表理事 本間正人
■明倫小学校とは
1719年、山口県萩市に藩学明倫館が創設され、明治18年、その跡地に明倫小学校は開校されました。萩市では、小学生全員が3年生から「松蔭読本」を3年かけて勉強し、夏休みには「子供が学ぶ松蔭」と題して、子供たちが松下村塾で「至誠と志」を習得したり、観光ボランティアに参加しています。
また、明倫小学校には、他府県から経営者や教育者、市民や学生など、年間5,000人が訪れています。現在、明倫小学校は、吉田松蔭教学精神の尊重と成徳達材を教育目標に掲げ、総合学習を実施していますが、学ぶことにおいて先生も生徒も対等であるとしながら、教員自らが「人徳の教師」を目指し、伝統をふまえた創意ある教育活動の展開に取り組んでいます。難しくても価値あるものをちゃんと伝えていくことが教育であり、日本の教育体系の中で日本人として、人としてあるべき道や、学ぶことの楽しさを子供たちに指導することが学校の責務だと、私は考えています。
萩市立明倫小学校前校長 藤本和男
プログラム内容
■第一部/パネルディスカッション 午後1時〜2時50分
13:00〜 開演の挨拶
13:05〜 明倫小学校のVTR上映
13:15〜 講師登場、シンポジウム開演
14:40〜 質疑応答
14:50 閉演
■休憩、ワークショップ会場への移動
■第二部/学習学ワークショップ 午後3時〜5時
15:00〜 学習学の紹介
15:15〜 ワークショップ
16:50〜 質疑応答
17:00 終了
■イベント詳細・参加申込は下記URLからどうぞ。
http://homepage1.nifty.com/sas-f/gsg03.htm
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